まだ日本に産業革命が起こる以前、日本人は自然にひと手間を加え、自然環境を守りながら、自分たちの生活を豊かにしてきました。
しかし現代の日本は、利便性、即時性が追求され、すぐにお金にならない自然は放置され、荒廃していくようになりました。
管理の手が届かない山林では土砂災害を起こしやすくなりました。人間が作ったルールによって増えすぎてしまった鹿は農作物に被害をもたらします。生産者の高齢化で耕作放棄された畑は荒れる一方···。他にも田舎には課題がたくさんあります。
その一方で、「便利さ」と引き換えに健康を脅かすような化学物質の混ざった衣食住が多く出回るようになってしまい、都市部を中心に暮らしの安全性が揺らいでいます。
そこで、温故知新。
先人たちの知恵を借り、私たちが自然にひと手間を加え、自然と人とが豊かに共存できるコミュニティを作ることにしました。それが「みんなの村」です。
「みんなの村」ではお客様の利益(目的に応じた商品を買っていただき、満足していただく)を確保するのは当然として、さらに現代社会が直面している様々な問題の解決に取り組んでいきます。
人の手を適度に加えることによって、人は自然の恩恵を受けることができ、また自然はその力を最大限に発揮し、既存の社会問題を解決できると信じています。「みんなの村」では、田舎の課題を価値あるモノに変えて自然と暮らす、そんな豊かな生き方を提案していきます。